退職エントリ
12月末で現職を退職することになりました。
来年からは、主にRuby on Railsを使うweb系の会社で働きます。
退職理由を以下に挙げます。
ちなみに、先日、退職面談があったのですが、相手が本部長ということで絶対に恐縮してうまく退職理由を言語化できない気がしたし、その場合、せっかく設けてくださった時間が無駄になってしまうと思ったので、以下の内容を紙に印刷してそのまま渡しました。
退職理由について
- web系ベンチャーでRuby on Railsエンジニアになりたい。
- 新しい技術に挑戦できる環境で、技術力がある人と一緒に仕事をしたい。
- 常に勉強していて上昇志向の高い人が多いチームで仕事がしたい。
- 技術好きの人間に囲まれて仕事がしたい。(昨日ネットで見た新技術の話が普通に通じるレベル)
- エンジニアとして生きていく上で、このままだと技術から取り残されてしまう焦りが大きな理由。
- 仕事でもコードが書きたい。
- モダンな開発環境(※1)で働きたい。
- (※1) GitHubのプルリクエストを利用したコードレビューや、SlackやQiita:Teamを使った情報共有、 Hubotによる自動化、werckerやCircleCIによる継続的インテグレーション、vagrant,chef,dockerによるdevopsや infrastructure as a codeを取り入れているような環境。(これらは実際に私の家での開発環境に取り入れている)
- Windowsを使いたくない。
- Excelを使いたくない。
辞めずに今の環境を良くするという選択肢について
- つらいSIerで、つらい人たちと働く人が社内の政治的な問題に縛られながら出来る範囲で ちょっとずつ改善して現場を良くする話をよく聞くが、人生は短いし、転職したほうがマシだという感想になった。
web系に行く覚悟について(一生、走り続ける覚悟)
- 趣味で、平日の帰宅後や休日のほとんどの時間をコーディング又は書籍を読んだりしてるが、辛いという感覚が無い。楽しい。 他の人が、旅行やサイクリングやスポーツなどで感じるような楽しさと同列。 なので、学び続けることに不安はないというかそもそも勉強だと感じたことがない。
- ブログでの情報発信など、インプット・アウトプット共に趣味に昇華できている現状を考えると自分にはweb系のような技術志向が性に合う気がする。
こんな感じな文章を紙に印刷して渡した。
やたら「最新技術」とか「モダンな環境」にこだわってる感は否めません。
ミーハーになりすぎず、現場に合った技術がなんなのかをしっかりと考えることを忘れないように心がけます。
以下、退職を考える上で共感したツイートたち。
最新の技術に詳しい割にその技術を使って何をするかまでは考えられなかったり、経験はたくさんあるが、経験知の状態で脳に保管してるので、他の事象に応用が効かず、課題解決力が低かったり、というエンジニアのアンチパターン
— さい (@sairoutine) 2014, 11月 26
Webっぽい業界の「必要だから作ったけど別にクローズドにする必要ないしgithubに置いとくね」的なエコシステム、世の中のSIer的な人たちの言うOSSの視界の外にあって、彼らはLinuxやApacheやJavaぐらいしかOSSと認めてなくて議論がかみ合わないのはある
— 淋しい部屋か (@mizchi) 2014, 11月 30
せっかく教育した新人がすぐ辞めるのが損失というのは会社の立場からするとその通りなんだけど、一方辞める側の立場からすると今より面白い仕事とか待遇がいい仕事があったら辞めないと損失なのですよ。
— 加藤公一(はむかずa.k.a.はむはむ) (@hamukazu) 2014, 12月 15
俺の上司がよく言うことではあるのだが、本を読む、他人の話を聴く、足を使って情報を拾う…といった勉強をいつでもどんな時でも出来ない奴は終わってる。それは単に知見の問題じゃなくて、世の中や社会の見方にバリエーションを持つ事であるし、ロジックや力場の流れを見る力に直接左右するので。
— igi (@igi) 2014, 11月 9
ダメなものはダメって話をするとよく青いねとかそういう反応があるんだけど、老成することと長い物に巻かれることの区別がつかない大人にならなくてほんとよかったと思う。
— Urabe, Shyouhei (@shyouhei) 2014, 10月 28
よのなかのクソ設計の大半は「しがらみ」の4文字で説明がつく。それをおまえらが「しょうがない」って諦めちゃうからいつまでたってもダメな環境に甘んじちゃうんだよ。ダメなものはダメ。これを言い続ける必要がある。
— Urabe, Shyouhei (@shyouhei) 2014, 10月 28
「そんな次ぎ次ぎ新しい道具新しい道具っていったってITツールとか社内のみんな使いこなすの大変じゃないですか」「じゃあおまえなんでIT業界で働いてんだよ。客に新しいソフトウェア売ってるのはどこの誰だ、自問してみろ」
— Naoya Ito (@naoya_ito) 2014, 10月 18
理不尽からは逃げていいんですよ。耐えない。がんばらない。がんばるの好きな人は理不尽じゃないところでがんばればいい。がんばる価値もないところに居つづけて浪費するには人生は短すぎます。
— Urabe, Shyouhei (@shyouhei) 2014, 10月 2
プロジェクト開発でいつも思うけど、いつも規約やルールや手順を「一番できない人向けレベル」で作るの本当に無駄だと思ってる。
— 水無月みず@2日目東D06a (@mizutan64) 2014, 9月 19
レベルバラバラの人集めておいてレベルを上に合わせようとするどころか下に合わせることを強制するSIerに優秀な人が定着するわけがないだろ
寝言は寝てから言え
— lispドラッグ常習者 (@rayfill) 2014, 8月 7